英語の音読のすばらしい効果と、正しいやり方を詳しく解説します!

英語の音読のすばらしい効果と、正しいやり方を詳しく解説します! イメージ画像 TOEICリスニング対策

英語の音声って、スピードが速くて、何言ってるか分からない…

本当に、その通りですよね。ほとんどの英語学習者が一度は経験する悩みだと思います。

外国映画で俳優が語るセリフ、CNNニュースの報道、動画配信サイトでの配信者の話しぶり…などなど

そのどれもが、スピードが速く、内容の理解が追い付かないものばかりだと感じる人はとても多いのではないでしょうか。

でも、将来的にはそんな英語を自由に聞き取れるようになりたい!と思いますよね?

この記事では、そんな希望を抱いている方へ向けて、リスニング力を各段に向上させるための、強力な練習方法の1つ、

音読

を紹介していきます。


私も現在、ずっと音読を継続していますが、リスニング力のみならず、英語四技能の全てにおいて飛躍的なレベルアップを実感している毎日です。

TOEICスコアも、音読に本格的に取り組んだ約3ヶ月間で 210点もアップしました。

私は、音読は、シャドーイングと肩を並べるほどの最強の勉強方法の1つだと確信しています。

音読をすることで得られる効果とその効率的な練習方法を理解し、実践練習を重ねることで、あなたの英語力を飛躍させていきましょう!

「音読」とは? その特徴と事前準備について

ではまず、「音読」とは何かについて、その特徴を説明していきます。

「音読」とは、文字通り「音に出して読む」こと、つまり、

書かれている文字を、声に出して発音しながら読む

という読み方です。

声に出して発音しながら」読む点が、黙読との違いですね。

音読するための前提条件

ここで「声に出して発音しながら」読むと述べましたが、ということは、

声に出して発音できなければならない

ことを意味します。

実はこの点が重要で、音読の効果を最大限に高めるためには、

英文をできるだけ正しく発音して読んでいく

必要があるのです。これが、音読をするための前提条件だといえます。

音読が逆効果にならないように

たとえ適当に、自分流の発音で音読したとしても、リーディング力の向上には大いに役立つ力を、音読は持っています。

ですが、リスニング力アップを目指すのなら、あまりに自然な英語からかけ離れた発音で行われる音読だと、むしろ逆効果になる可能性があります。

なぜなら、音読を繰り返すことで、大きく間違った発音で各単語を覚えてしまうと、実際に音声を聞いたときに、その単語を音で認識できなくなってしまうからです。

たとえば「theme」という単語は、日本人にもなじみのある「テーマ」という意味です。

ですが、この単語の発音は「テーマ」とは全然違います。カタカナで最も近い発音を書くとすると、

スィーム

です。どうですか、ビックリするくらい大違いですね。


もしも音読する際に、この単語を「テーマ」と発音して練習を重ねたとすると、themeの発音が「テーマ」として身に付くでしょう。

すると、実際に英語の音声で theme が「スィーム」と発音された時に、果たしてその音が theme を表していることに気が付くでしょうか?

さすがに、それは厳しいでしょう。ある程度の発音の誤差くらいなら、脳内で補正して何とかなるものですが。

これが、発音を完全我流で行う場合の音読の問題点です。

音読は強力な効果を発揮する勉強法のため、正しい方法で行わないと、時にはマイナスの効果が発生しうることを最初に認識しておきましょう。

英語の発音の基本を学んでおこう

上で述べた事情を考慮して、私はみなさんに、音読を始める前に英語の発音の基本を学習しておくことをおススメします。

英語の発音にも一定のルールが存在します。このルールのことを英語圏では「Phonics」、カタカナでは「フォニックス」と呼ばれます。

英語圏の子供たちは、このフォニックスに基づいて発音を学んでいます。

ネイティブスピーカーが学ぶ英語の発音のルールについて、私たちもそのうちの基本ルールだけでも学んでおくのが理想といえるでしょう。

フォニックスを学べば、音読のときだけでなく、英語に触れる全ての機会で大いに役に立つことでしょう。

いっしょに発音記号の勉強も

なお、せっかく発音の仕方を学ぶのなら、同時に「発音記号」の勉強も済ませておくことをおススメします。

「発音記号」とは、英語の辞書を開いたときに、単語の近くに記載されている記号のようなものをいいます。

たとえば「manufacture (製造する)」という単語なら、「mæ̀njufǽkʧər」という記号です。これが発音記号です。

発音記号は「その単語は、このように発音しますよ」と、発音の仕方を記号を使って説明してくれているのです。

発音記号の中には普段見慣れないものも含まれているため、難しそうに見えますが、フォニックスと一緒に学べば、短期間で覚えられると思います。

発音記号が分かるようになると、新しい単語を学ぶときに発音記号も同時にチェックして、正しい発音で最初から学べるという大きな利点があります。

基本的にどんな英単語帳でも、発音記号は記載されています。それほど重要なものといえるので、フォニックスと並行して学んでおきましょう。

私も 発音 & 発音記号 の勉強から始めました。

ちなみに私は、40代を過ぎてから英語に本気で取り組み始めたのですが、一番最初に取り組んだのが、この発音の仕方と、発音記号の勉強でした。

発音に関する基本的な専門書を1冊だけ購入し、何度も復習して練習したのです。

今思えば、あの時の自分の判断は決して間違っていなかったと確信をしています。

最初に発音の仕方を学んでおくことで、後々の勉強の全てに良い影響をもたらすことができたのです。


あなたにも、英語の発音と発音記号を学ぶことで得られる効果を、ぜひ知ってほしい。

そこで、当ブログの中でも、発音や発音記号に関する記事も今後書いていきたいと思っています。よろしければそちらも一読ください。

音読をすることで得られる効果とは?

音読の特徴と、音読を始める前にしておくべき準備まで話したところで、次に

音読をすることで、どんな効果が得られるのか?

という点を説明していきます。

英語を、英語の語順のまま理解できるようになる

何といっても、音読の効果で一番魅力的なものといえば、

英語を、英語の語順のまま理解できるようになる

というものです!

私は、音読はこの能力が身に付けられるから、最強勉強法の1つだと確信しているのです。

ではこの「英語の語順のまま理解する」というのはどういうことなのかを説明していきます。

受験勉強のときの読み方は「返り読み」

私も含め、大体のみなさんが学生時代のときは、英語を読むときにどうやって読んでいたかというと、

返り読み

をしていたと思います。さて、ここでいう「返り読み」とは、

「まず一文を最後まで読み終えてから、再び先頭に戻り日本語としてふさわしい訳を考えながら理解していく」

という読み方をいいます。学生時代、そんな風に英語を訳していませんでしたか?


確かに私たちは日本人ですから、日本語に訳すときには日本語の文法で整えられた形に整理して意味を理解したほうが分かりやすいでしょう。

それに、学校のテストや大学受験などで「以下の英文を日本語訳せよ」という問題の場合はそうやって解答するのが普通ですし、そうするべきでしょう。

しかしながら、TOEICのようなスピード読解を必要とする場合や、リスニングする際には、振り返る時間的な余裕はありません。

そのため、返り読みをしてしまうこれまでのクセを取り除いて、

「英語を英語の語順のまま、理解していく」

という新しい体質を手に入れる必要があるのです。

英語を英語の語順のまま理解するやり方

では、具体例を挙げて、返り読みと、英語の語順のまま読んでいく方法の比較をしていきましょう。

< 返り読みの場合 >

The Quest Gallery in Osaka City will host its annual photography contest this spring.

この英文を返り読みをする場合は、まずは TheQuest から this spring までを全部読み終えてから、

「これは The Quest Gallery in Osaka City までが主語で、will host が動詞、its annual photography contest が目的語で、this springが副詞だな。

だから、意味は『大阪市のクエストギャラリーは、今春、年次写真撮影コンテストを主催します。』だな。これでよし!」

といった感じで読んでいきます。日本語訳は、単語を日本語として分かりやすい語順に並べ換えて、整理されたものになっています。

これが、返り読みです。


< 英語の語順のまま読んでいく場合 >

The Quest Gallery in Osaka City will host its annual photography contest this spring.

一方、この英文を英語の語順のまま読んでいく場合は、

The Quest Gallery『クエストギャラリー』in Osaka City『大阪市内の』will host『主催する』its annual photography contest『年次写真撮影コンテスト』this spring『今春』、だな」

これで終わりです。つまり日本語訳は

クエストギャラリー、大阪市内の、主宰する、年次写真撮影コンテスト、今春

となります。どうですか?これでも十分、英文の意味は理解できるのではないでしょうか。


英語と日本語では文法的に語順が全然違うためにこのような訳し方になりますが、意味をとるだけなら、この語順でも問題ないわけです。

返り読みをした場合と比べて、頭の中で考えなければならない分量が全然違うことが明白ですよね。

当然、語順のまま読むほうが断然スピーディーに読めます。

また、リスニングのように読み直しができない場合でも、話の内容について行くことが可能になります。

このように、英語を英語の語順のまま理解できるようになると、返り読みをしなくても英語の内容を理解することができます。

1回だけ聞いたその場で、即、意味が理解できるようになる。そのため、リスニングのように読み直しができない場合でも、英語が理解できるのです。

音読の練習を積めば、この「英語の語順のまま理解する」能力が身に付いてきます。

音読がリスニング力アップに大いに役に立つ理由が、お分かりいただけたのではないでしょうか。

英語を読むスピードが速くなる

さて、音読をすることで得られるもう1つの効果は、

英語を読むスピードが速くなる

ということです。

これは、先ほどの「英語を英語の語順のまま理解」できるようになることで、結果として得られる効果です。

もうお分かりのとおり、英語の語順のまま理解するということは、「返り読みをしない」ということです。

英語を読むスピードが遅いことの大きな要因が、返り読みをしているからです。1度読んだものをもう一度読み返すようなことをしているからです。

そのクセを取り除いて、英語の語順のまま理解して1回きりで意味を理解することができれば、英語を読むスピードが速くなるのは当然でしょう。

ということは、例えばTOEICリーディング問題のような素早く文章を読解していく必要があるテストのときにも、この効果は大変重宝するわけです。

つまり、音読練習で得られる効果は、リスニング力アップにはもちろん、文章読解の際にも大きな力を発揮するということですね。

音読のやり方について

音読の特徴と効果を理解したところで、ここからは、「音読のやり方」を解説していきます。

例えば、以下の英文を音読していきましょう。

I don’t know whose theme this music is because I haven’t played FF7 Remake yet.

音読をする際には、

英文を「意味のカタマリ」で区分けして、そのカタマリごとに意味を理解しながら読んでいく (チャンクリーディング)

ことを心がけてください。

チャンクリーディング

今述べた「意味のカタマリ」は「チャンク」と呼ばれ、チャンクごとに意味を理解していく読み方は「チャンクリーディング」と呼ばれています。

音読をする際は、このチャンクリーディングを常に心がけて読んでいくようにしましょう。

それでは、上の例文を意味のカタマリで区分けして読んでいくと、

I 「私」 don’t know「知らない」 whose theme「誰のテーマ」 this music is「この音楽は」 because「なぜなら」 I 「私」haven’t played「遊んだことがない」 FF7 Remake「FF7 Remake」 yet「まだ」

日本語だけで見ると

知らない誰のテーマこの音楽はなぜなら遊んだことがないFF7 Remakeまだ

です。

…どうですか、これで十分に英文の意味は理解できるのではないでしょうか?


ちなみに、さらなる高みを目指す人は

日本語の意味さえ介在させない

読み方がおススメです。つまり、上の英文だと

I don’t know whose theme this music is because I haven’t played FF7 Remake yet.

これで終わりです。日本語の意味を思い浮かべる代わりに、それぞれの単語の映像をイメージするのです。

この読み方はまさに、英語ネイティブスピーカーの読み方に近いと言えるのではないでしょうか。


そして、チャンクリーディングに慣れていくにつれて、1つの意味のカタマリを広げていくことも重要でしょう。上の例だと、

「 I don’t know whose theme this music is ~」のところを

「 I don’t know whose theme this music is ~ 」と、スラッシュを減らしていくのです。

チャンクの数が減っていっても英語の語順で意味がとれるようになっていくと、どんどん音読が楽になっていきます。もちろん、リスニングもです。


なお、上の英文を「日本語訳」すると

「私はまだ FF7 Remake をプレイしたことがないから、この音楽が誰のテーマなのか分からない。」

となり、学校のテストで「下記の英文を日本語訳せよ。」といった問題のときはこの「日本語訳」で答えなければなりません。

ですが、リスニングのような瞬時に意味を理解していく必要がある場合は、チャンクリーディングの訳で十分。何の問題もないわけです。


このように、音読をする際にチャンクリーディングをしていくことで、英語を英語の語順のまま理解していく練習ができるわけです。

そして、音読練習を積み重ねるうちに、チャンクリーディングが体に染み付いて、返り読みのクセがだんだん抜けていきます。

その結果、英語を1回聞くだけで、意味内容を理解できる体質になり、結果、リスニングの速いスピードにも対応できるようになっていくのです。

発音やアクセント、イントネーションなどにも注意

そして同時に、音読をする際は、発音アクセントイントネーションにも注意して行いましょう。

発音の重要さは先ほど話した通りです。上の例文でも theme を「テーマ」ではなく「スィーム」と正しく発音していきましょう。

また、アクセント、イントネーションも意識していけば、よりリスニング力アップにつながるのは言うまでもありません。

アクセントは単語を辞書で調べればすぐに分かりますし、シャドーイングで身に付けるのもよいでしょう。

イントネーションも、音読教材を事前にシャドーイングすることで耳で感じ、それを真似していきましょう。

なお、ここで述べた「シャドーイング」という練習方法については、以下で詳しく紹介しています。

「英語リスニング力大幅アップ練習法「シャドーイング」を詳しく解説!」のページへ

最大の効果を発揮させよう!

上で説明したように、音読では

  • チャンクリーディングを意識し、英語を英語の語順のまま理解していく
  • 発音アクセントイントネーションを正す

これらを実践することで、最大の効果を発揮することができるでしょう。

「速音読」について

ここでもう1つ、「速音読」についてもお話ししておきます。

速音読とは、文字通り「速いスピードで音読を行う」ことです。

この速音読の練習を行えば、私自身の実体験上、さらに大きなリスニング力のアップにつながると思います。


ここで気を付けなければならないのは、速音読だからといって、自分が噛まない程度の最高のスピードで音読をするわけではないということです。

いくら恐るべき速さで音読できても、英文の意味が理解できないスピードだと、何の意味もなく、それは「恐るべき速さのお経」に過ぎません。

そうではなく、「英文の意味が理解できるスピードの範囲内で、最高スピードのもの」で音読するのが、効果のある速音読です。

速音読をすることで、意味を捉えながら同時にスピードの速さに慣れていくことができるのです。

しかも、速音読のスピードを少しずつスピードアップさせていくことで、より速い英語の音声にさらに対応できるようになっていきます。

速音読のスピードをアップさせていっても意味内容をちゃんと理解できるのであれば、頭の中での英語の処理速度は確実に速くなっています。

自分自身の速音読におけるスピードの限界を打ち破っていく、その連続が、リスニング力の大幅な向上につながっていきます。

どんどん、自分の限界を超えていきましょう

まとめ

この記事は、以上となります。まとめると、

  • 音読はリスニング力アップに役立つ最強の勉強方法の1つである
  • 音読する前の事前準備として、発音発音記号の基本を学んでおこう
  • 音読する際は、チャンクリーディングで英語を英語の語順のまま理解することを意識しよう
  • 音読する際は、発音アクセントイントネーションを正しながら読もう
  • 速音読で、さらなるリスニング力アップを目指そう

となります。

なお、最後に1つ。音読は確かに最強の勉強方法の1つですが、即効性のある方法ではありません。

日々の積み重ねがモノをいう勉強法です。1日15分程度で良いので、毎日のルーティンワークの中に何とか音読枠を組み込みましょう

毎日練習することで、着実にチャンクリーディングの能力が身に付いていくはずです。

音読効果で、リスニング力のみならず、英語四技能すべての力をアップさせていきましょう!

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